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ママインタビュー#3 編集・ライター 山田郁子さん #「週5保育園×正社員」じゃなくても育児と仕事は両立できる! #どっちもワーカー

by 村上杏菜

「子どもを産むことは奇跡。この奇跡と共に生き、働く」

編集・ライター
山田郁子さん
30代後半/夫、長女(6歳)、次女(2歳)/埼玉県さいたま市

どんなお仕事?

雑誌や本の編集、また取材や記事執筆などをする編集・ライターをしています。とはいえ、子連れワーキングをしているのでなかなか通常運転とはいかず(苦笑)。定期的なお仕事として服飾系ECサイト関連のコピーライティングから撮影、管理の仕事も含めて今の仕事を続けています。子連れワーキング ”co + しごと” を提唱する『tsu.wa.ru』の主宰も。

働き方のペース

自分の中の割合としては「主婦業8割、仕事2割」。
上の娘が幼稚園に行っている間に仕事時間として確保しやすい1時間半(10〜11時半)を。この間、下の娘には申し訳ないと思いつつ、DVDやYouTubeを見せながら作業をしています。子どもが寝た後の23〜26時の間に仕事をする日も週に2〜3日くらいありますね。たてこんでいる時は夫に子どもたちを任せ、土日のどちらかを作業日に。

でも、このペースだとそんなにたくさんの仕事はできません。
もともとは仕事大好き人間。でも今は子どもを優先すると決めています。インプット&スキルアップの期間と割り切っているので、子どもと一緒に参加できる勉強会に参加したり、働き方に関するコミュニティプラットフォーム『共働き未来大学』へプロボノとして参画したりしています。

今の仕事に就くまで

大学の専門は理系でしたが、本を読むことや人の話を聞くのが好きだったことから編集記者として業界新聞社に入社。取材・撮影・執筆・割付・校正などの編集者としての基礎をこの時期に身につけました。その後、複数の出版社で雑誌や書籍、舞台パンフなどを手がけ多忙な日々を。この頃初めての妊娠をしたのですが、不規則な生活をしていたせいか、流産という結果に…。改めてワーク・ライフバランスを見つめ直し、2010年からフリーランスに転向。以前在籍していた会社経由の仕事を中心にスタートしました。

今の働き方を選んでいる理由

私の妊娠は順調とはいえないものでした。一人目は切迫早産で自宅安静、二人目は切迫流産・早産で入院生活――。過去の流産経験もあわせて「子どもを産むことは奇跡だ、子どもをおろそかにして生きていくことはできない」と思うように。とはいえ、仕事も続けたかったので「子連れワーキング」という働き方にチャレンジしました。

世間では保育園に預けて仕事をしている人を「ちゃんと働いている」、かたや幼稚園ママの仕事は「片手間」「趣味や遊び」と捉えられがちです。どちらの立場であっても「本人にとって大切な仕事」にはかわりありませんから、私は堂々と今の働き方を貫こうと思いました。

意識していることは?

子どもとの時間を大切にすることですね。油断をするとつい仕事にのめり込んでしまうので、決めた時間が来たら無理にでも切り上げるようにしています。自分の中でのルールみたいなものですね。

両立のコツ

自分のキャパシティを見極めること。私も最初から今の働き方を確立していたわけではなく、最初の出産から3年くらいは子育ても仕事も中途半端で自己嫌悪ばかりの暗黒時代でした。

初めての育児に振り回される一方で、バリバリ仕事をしている人をみるとうらやましい気持ちでいっぱいで。一人目を出産後、半年程度で復帰し、仕事をたくさん引き受けてみた時期もありました。でも作業時間が足りず、納得できないクオリティのままやむなく納品することも。それきりになったクライアントさんもいました。そのストレスからつい子どもに冷たくあたってしまうことも…。まさに悪循環の状態です。育児も仕事も「ダメな自分」になった気がしていました。

そんな時、実母の大病をきっかけに「人間はいつか死ぬんだな」とあらためて気付き「今、頑張りすぎて暗黒の時代を過ごすのはもったいない」と思うようになりました。大切な子どもとの時間を夫と一緒に大事にしながら、できる範囲で仕事を続け、楽しんで生きていたい、と。3年かけてやっと「無理しちゃダメだ」って気付いたのです。「今できることはどれくらいか」を洗い出すのに3年かかった、とも言い換えられますね。

子育てに思うこと

子どもたちは私の働く姿をずっとそばで見ているせいか、“仕事”自体に興味を持つと同時に、母親が仕事を持つことを当たり前と思っているように感じます。最近、長女は「私もママみたいにお家で仕事したい!」と言うように。子どもたちが成人する20年後くらいには、立場に関係なく女性がキャリアを継続できる社会、そして子連れワーキングが働き方の選択肢として当たり前に存在する世の中になっていてほしい。そのためにも、まず私自身が体現しようと思っています。

葛藤する時、迷う時

暗黒時代を越えて、今は迷うことはなくなりました。あの3年はとても重要な経験でした。

“お金”との向き合い方

あと5年間くらいは、私にとって収入の額はそんなに重要ではないと割り切っています。むしろ、お金をかけてでも勉強をする時期だなと。今の収入は月に5〜6万円くらいですが、2人の子どもが小学校に上がれば仕事は今の数倍増やせます。40歳を過ぎたらある程度の収入が得られるような働き方にシフトしていくつもり。

満足度

働き方の満足度は満点です! 仕事はボリュームを落とさざるを得ないということもあって70点。八つ当たりしちゃうこともあるので子育ては80点かな。

よく利用したり助けてもらったりしているサービス、人

・ 幼稚園の預かり保育(月1〜2回くらいの利用)
・ 義父母、夫
・ リアル打ち合わせで利用する、子連れOKのカフェ
・ ネット上で打ち合わせする際に『Skype』や『ZOOM』

あと、子連れで行けるコワーキングスペースも試してみたいです。

編集・ライター 山田郁子さん

子連れワーキング″co + しごと″サイト「tsu.wa.ru」

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「仕事を子どもの隣でする暮らし」    


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村上杏菜
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